映像の強み

Movie Strengths

映像は強力なツールです。

しかし、何でも映像化すればいいわけではありません。

大切なのは、表現と発信を正しく行うこと

「あえて映像化しない」ことも、ひとつの戦略です。

01

映像化しなくてもいいこと

── メラビアンの法則の誤解 ──

メラビアンの法則

『メラビアンの法則』とは、人と人とのコミュニケーションにおいて、言葉と態度(非言語情報)が矛盾して伝えられたときに、どの情報がどれだけ影響するかを研究したものです。

次の割合が導かれたとされています。

・言語情報(話す内容)……7%
・聴覚情報(声のトーン・話す速さ・強弱など)……38%
・視覚情報(表情・しぐさ・見た目など)……55%

例えば、同じ商品の説明をしているのに、営業マンAの話は信頼できるのに、営業マンBの話はどこか信用できない──そんな経験、ありませんか?

話している「言語情報」は同じでも、「声のトーン」や「話す速度」、「目の動き」や「身振り手振り」といった非言語情報から、安心感や不信感を受け手は無意識のうちに判別しているのです。

メラビアンの法則のイメージ

こうしたことから、「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」「どう言うか」で、相手への印象が大きく変わると言われ、『言語情報の重要度は極めて低い』と誤って紹介されていることが多々あります。

人が動くのは、心が動くから

例えば飲食店の場合

「うわぁっ美味しそうなハンバーガー!食べたーい!」と感情が動き、その後に「お店の場所」や「価格」という情報を見て、予約をしたり足を運んだりします。

例えば採用の場合

「こんな社長の元で働いてみたいな」と感情が動き、その後に「勤務地」や「給与待遇」などの労働条件という情報を見て、応募を決心します。

感情から行動へ

つまり、日常の無意識行動を除けば、人は感情が動いてから行動を起こすのです。

きっかけが情報の場合は多いですが、感情が動かなければ、行動には至りません。

表現においては、文字よりも映像のほうが感情を喚起しやすく、印象にも残りやすいとされています。そのため「すべてを映像で伝えればいいのでは?」と考える人も少なくありません。

しかし、ここにメラビアンの法則の誤解があります。

この法則は「言葉と態度が矛盾して感じるとき」という条件付きの場合で、すべてのコミュニケーションが非言語の要素で伝わるというわけではありません。

事実、私たちは日々文字だけの情報を信じて買い物をしたり、行動しています。

──わざわざ映像にしなくてもいいこともある。

映像化しなくてもいいこと

「東京から大阪まで新幹線で何時間かかる?」

──この答えは、文字だけで十分です

「このハンバーグ食べたい。知りたいのは定休日と予約の電話番号!」

──なのに、動画にはその情報がなく、延々と美味しそうな映像が流れ続ける。これでは視聴者の気持ちを置き去りにしてしまいます。

視聴者は手軽な情報を求めています。不必要な回り道は、離脱を招きます。

“何を話すか”の前に、“どんな想いで伝えるのか”が整っていなければ、どれだけ美しい映像でも、心には残りません。

文字情報で十分なケース

映像でこそ伝わるテーマとは

経営者の素顔

文字では表現できない人柄や温かさ

現場の緊張感

プロフェッショナルな空気と真剣さ

お客様の安堵

言葉にならない満足感や感謝の表情

職場の雰囲気

働く環境や同僚たちの自然な笑顔

映像の本当の力は、「見えないモノを伝えること」です。

温度、間、表情、呼吸──それらは文字や写真では届きません。

感情や感覚が宿る瞬間こそ、映像が最も輝くのです。

「あえて映像化しない」
それもひとつの戦略。

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感情に訴えかける時にこそ、映像が生きる。
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02

【比較】文字-画像-映像

── どれが良いということではなく ──

テキストでの表現 画像での表現

視覚で確認いただけた通り、メッセージの印象と記憶定着率は形式によって劇的に変化します。

大切なのは、「どれが一番強いか」ではなく、「何を伝えたいか」に応じて、この表現を戦略的に使い分けることです。

【文字】
アクセスや価格など、「情報」を正確に伝える際に最適です。

【画像】
商品やサービスの「魅力」を直感的に伝える際に強力です。

【映像】
「感情」や「空気感」など、人柄や理念といった「見えない価値」を伝える際に、最も力を発揮します。

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03

今日見た記事や広告
いくつ覚えていますか?

── 情報ではなく、感情を届ける ──

今朝スマートフォンを開いた瞬間から、私たちは無数の情報に囲まれています。

SNS、ニュース、YouTube、ネット広告──。1日で目にする情報量は、20年前の100倍とも言われます。

けれど、その中で心に残っているものはいくつありますか?

昨日見た広告の内容、覚えていますか?

多くの場合、数秒後には忘れています

情報過多のスマートフォン

人が動くのは、“感情が動いたとき”

美味しそう

食欲を刺激する空気感

誠実そう

信頼できる雰囲気

優しそう

安心感のある表情

楽しそう

わくわくする空気

AIDMA+Share(誰かに伝えたくなる)

こうした“送り手の感情”が、受け手の心に共鳴するとき、受け手は当事者となり、ただ知る(Attention)だけでなく、興味をもち(Interest)、欲求が高まり(Desire)、記憶し(Memory)、行動する(Action)ようになります。

そして時に、その想いを誰かに伝えたくなる(Share)のです。

この行動心理と自社の商品やサービス、採用活動などをより具現化していくことで、どんなテイストの映像、番組、コマーシャルを創るべきかが見えてきます。

📝 情報だけなら映像は不要

「価格」「営業時間」「アクセス方法」──これらは文字や写真で十分です。

🎬 感情やリアルなら映像が最強

声の抑揚、光のゆらぎ、息づかい、表情の一瞬──言葉では届かない“温度”を伝える力があります。

“伝えたいモノ”
“求められているであろうコト”

大切なことは、“伝えたいモノ”を明確にし、届けたい相手に“求められているであろうコト”を想像することです。

「自分たちが見て満足する動画」ではなく、「客観的に視て何を感じるか」を考えることが大切です。

映像は、撮るより“削る”ほうが難しいです。

だからこそ、客観的な視点を持って、「これでは伝わらない」「これでは意図したことと違う伝わり方をしてしまう」と判断できる存在が必要です。

私たちは、制作側の立場でありながら、常に“視聴者の目線”で作品を見つめます。

演出や編集の華やかさよりも、「見る人の感情がどう動くか」を基準にカットを決めます。

だから私たちは、遠慮なく削ります。あなたの想いを最も伝わる形にするために。

感情を伝える映像

伝えたいのは「情報」?
それとも「感情」?

そろそろ分かってきましたよね?

SNS一強時代×映像

あなたの想いの“温度”を感じ取り、最も伝わる形にします。
伝えるのは、情報ではなく“感情”
残すのは、記録ではなく“記憶”です。

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